楸
ひさぎ異読 ヒサギ
名詞
標準
yellow catalpa (Catalpa ovata)
文例 · 用例
橋場のさる人の庭のいと濶きに此花のいと多く咲きたるを見しそれの年の秋の夕暮、かゝるところにてこそさる男も泣きけめと、楸楡颯々|蓬艾蕭々として夕月の光り薄く西風の音の淋しかりしまゝ、勝れて艶なる此花を見る/\徘徊りて想ひやりたることありき。
— 幸田露伴 『花のいろ/\』 青空文庫
松楸 烟靄 青く、翁仲 ※蕪 緑なり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
垂飾をつけた日傘、花楸樹よ、ジタナ少女の頸にある珊瑚玉、その頸飾と柔肌を巫山戲た雀が來て啄く。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
ねんごろに客をもてなす花楸樹、小鳥が毎年當にする降誕祭の飾木よ、わたしの悲しい心の悦。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
それは楸は何の木なるかと云ふ問題である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
楸は詩人慣用の字である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
「松楸」の語の如きは、彼「松栢」の語と同じく、諸家の集に累見してゐる。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
然るにわたくしは楸の何の木なるかを審にしない。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
作例 · 標準
楸の大きな葉が、夏の厳しい直射日光を遮って、涼しい木陰を作ってくれている。
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万葉集にもその名が登場する楸は、古くから日本人に愛されてきた馴染み深い木だ。
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庭先に植えた楸に、今年も薄黄色の釣鐘形をした可憐な花が咲き誇っている。
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標準
Japanese mallotus (Mallotus japonicus)
作例 · 標準
楸の若葉を天ぷらにして食べると、春らしい独特の風味があって実に美味しい。
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秋が深まるにつれ、楸の実が熟して真っ赤に色づき、鳥たちが集まってくる。
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静かな里山の風景の中に、大きな楸の木が一本、守り神のように佇んでいる。
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ウィキペディア曖昧さ回避
楸(ひさぎ、きささげ) キササゲ(楸) - 日本に自生する植物の一種。梓。 トウキササゲ(唐楸) - キササゲの近縁種。本来の(および現代中国語での)意味。 アカメガシワ(赤芽柏) - 楸に比定する説がある。 碁盤 - 碁盤の材料。または碁盤そのもの。 中国では「檟」と表記。お茶の香りにも表現されている。
出典: 楸 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0