来取
らいとり
名詞
標準
文例 · 用例
こういう種類のテーマでまだ従来取り扱われなかったものを捜せばいくらでも見つかりそうな気がする。
— 寺田寅彦 『ニュース映画と新聞記事』 青空文庫
ご建設とみえる」「しかも中身は堅実にな」「せっかく従来取り入れられました、関東と関西の文物は?
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫
県令島惟清(此時県の併合ありて岩手県)厳然訟廷に現はれ予に申渡す事ありとて、『其方儀、明治四年四月某日以来、江刺県大属木村新八郎暗殺の嫌疑を以、入獄申付吟味中に候処、此度証人等申立により、其方の嫌疑は氷解せり、爾来取調に及ばず、今日無罪放免を沙汰す。
— 木下尚江 『臨終の田中正造』 青空文庫
私共では年来取りつけの東京四谷の米屋の米を食います。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
だから方法はすでにこれだけでも世界観の変化もしくは改造を結果するわけだが、それだけではなく、一旦方法が確立されれば従来取り上げ残されていた経験は初めて組織的に取り上げられるし、又これまで経験されなかった経験が或る一定の見透しの下に迅速に吸収される。
— 戸坂潤 『現代唯物論講話』 青空文庫
「お立寄りになる先は、八官町といわれたが、誰か、ご友人のお住居でもござりますかな」「いや、ちと、調べたいことがあって、初めて参る屋敷です」「ではやはり、何かのご詮議なので」「と申しても、公のことではなく、もう七、八年来取りかかっておる個人的な探索なのです。
— 吉川英治 『牢獄の花嫁』 青空文庫
ところが去來取懸ツて見ると、些とも豫期した調子が出て來ない。
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
將來取得スベキ新領土ノ住民ガ其ノ文化ニ於テ日本人ト略等シキ程度ニアル者ニ對シテハ、取得ト同時ニ此ノ改造組織ノ全部ヲ施行スベシ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫