幻辞.com

打裂羽織

ぶっさきばおり
名詞
1
標準
haori coat used by soldiers
文例 · 用例
その時五十二になる権兵衛の面長なきりっとした顔は、南の国の強い陽の光と潮風のために渋紙色に焦げて、胡麻塩になった髪も擦り切れて寡くなり、打裂羽織に義経袴、それで大小をさしていなかったら、土地の漁師と見さかいのつかないような容貌になっていた。
田中貢太郎 海神に祈る 青空文庫
浅葱織色木綿の打裂羽織に裁附袴で、腰に銀拵えの大小を挿し、菅笠をかむり草鞋をはくという支度である。
森鴎外 安井夫人 青空文庫
そして、小声で七瀬に「寛之助様の、御死去の折、たしか、お守役と聞きましたが――それに就いて、ちと、聞いたことがあって」 池上は、打裂羽織の裾を拡げて、腰かけた。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
あそこのところへ、また以前と同様な陣笠、打裂羽織、御用提灯の一行が、東と西とから出合頭にかち合って、まず煙草を喫みはじめました。
弁信の巻 大菩薩峠 青空文庫
絶えて久しい旅すがた――一文字の笠をいただいて、長い打裂羽織を着、野袴をはいた姿は、その昔見た鈴鹿峠を越えた時の姿とよく似ています。
不破の関の巻 大菩薩峠 青空文庫
特に今晩は、あの御定連だけではない、正面に、安直の一枚上に大たぶさの打裂羽織が控えている。
新月の巻 大菩薩峠 青空文庫
作例 · 標準
時代祭の行列で、後部が割れていて馬に乗りやすい打裂羽織を身に纏った武者たちの姿がひときわ目を引いた。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
歴史資料館には、戦国時代の武将が実際に着用していたという、色褪せた絹の打裂羽織が展示されている。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
大河ドラマの合戦シーンで、機動性を重視した打裂羽織を着た兵士たちが砂埃を上げて駆け抜けていった。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview