アルペン
アルペン
名詞頻度ランク #40644 · 青空 59 例
標準
Alpen
文例 · 用例
山麓帯の裾野で、日に焼けて、疲労をひどくしたくないので、定めの行程は短いにもかかわらず、翌十日は朝|出立した、馬を五頭、一頭は荷物を積んで、案内者の、チャアルス・グーチという男が、裸馬に乗り、アルペン杖を横たえながら、片手で荷馬車を曳いて先登に立って行く。
— 小島烏水 『火と氷のシャスタ山』 青空文庫
その時に先生がこれはアルペン菫という花だと教えてくれた。
— 寺田寅彦 『病室の花』 青空文庫
その美しき国にしたしく遊びたりし時の君の想ひは如何なりしか、と云へば、美髯を一捻して主人の静かに答ふらく、然りアルノの河の畔など、伊太利の風光もさる事|乍ら、然も我にはかの瑞西の楽天地、アルペン山の又なき神々しさを拝みたる許り嬉しき時はなかりき。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
勇みに勇める我が心も、かのアルペンを仰ぎ見たる時は、小蜘蛛の如く小さくなりて、渾身の血も凍るかと許り、口は開きたるまゝに言葉も得出でざりき。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
かくて更らに幾葉の写真など取り出して、これこそはアルペンぞ、こなたの丘の上は我は半日あまりも立ちつくしたる事なり、など、云ひ/\てその美しき国の事|遽かに恋しくやなりけむ、暫し目を瞑ぢて、レナウが歌とおぼゆるを口吟み居たりき。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
かちより往きてやうやう一日ほどの処なれど、はやアルペン山の近さを、唯何となく覚えて、このくもらはしき空の気色にも、胸開きて息せらる。
— 森鴎外 『うたかたの記』 青空文庫
この時アルペンおろしさと吹来て、湖水のかたに霧立ちこめ、今出でし辺をふりかへり見るに、次第々々に鼠色になりて、家の棟、木のいただきのみ一きは黒く見えたり。
— 森鴎外 『うたかたの記』 青空文庫
彼等はモンブランに登らうと敢てしなかつたゝめに、身は滅ぼさなかつた代りに、山頂の崖に咲き匂ふアルペンの花を摘みとり得なかつた。
— 牧野信一 『浪曼的月評』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日アルペンについて考えている。
アルペンという言葉は日本語で重要だ。
彼はアルペンの意味を理解している。
この文にはアルペンが含まれている。
ウィキペディア曖昧さ回避
アルペン (Alpen) ドイツ語で英語のアルプス (Alps) に相当。 ヨーロッパのアルプス山脈付近にあるアルプス地方のこと。
固有名詞
- スポーツ用品の販売会社 → アルペン (企業)
- 大阪駅 — 富山駅間を北陸本線経由で運行された臨時急行列車 → きたぐに (列車)
- 東日本旅客鉄道管内で運行されたスキー臨時列車 → シュプール号
- 宇奈月温泉駅 — 立山駅間で運行される臨時特別急行列車 → アルペン特急
- 阪急バスの高速バス「アルペン号」 → 阪急バス#深夜急行バス(廃止)
- ライオンが販売している風邪薬。2004年までは中外製薬の扱いであった。
出典: アルペン — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0