志を同じくする
こころざしをおなじくする
表現動詞-サ変-する
標準
to be like-minded
文例 · 用例
つまり志を同じくする雄藩が、今までの種々の行きがかりを水に流して、この際大同団結し、同盟を結ぶことである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
部品としての頭脳を活かして安くするという点では志を同じくするものの、異端に対して正統、下からに対して上から。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
鄭玄(中国、後漢の儒学者・訓詁学者)は云う、「同門の者を朋と云い、志を同じくする者を友と云う」と、師を同じくして教えを受け、願いを同じくして術芸を習い、道を同じくして学問に従い、志を同じくして徳の向上に努める、このような環境において人は自然と朋友助け合い、切磋琢磨して次第に成長を遂げる。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
『易経(兌為沢卦・象伝)』の言葉で兌の卦を解くと、まず兌は志を同じくする朋が相集うことで、内卦の兌と外卦の兌とは志望風格共に相同じ、即ちこれ同志の朋友である。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
志を同じくする朋が相集まれば、徳の習得に厚薄あり、器に大小あり、功業に大小あり、学問に成・未成ありといえども、互いに相頼り相助けて、共に進み共に盛んになるのである。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
〇 ある人、問いて言う、「朋遠方より来る」ということは、我の善いところが人に聞こえて、志を同じくする者が来て我に就くということで、真にそうであろう、そうであれば、「また楽しからず乎」と云うことも、実にそうであると思われる。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
一行、一句にも心を捕えられ、恍惚として、耽読せしむるものは、即ち知己であり、その著者と向志を同じくするがためです。
— 小川未明 『書を愛して書を持たず』 青空文庫
或は三葉葵の定紋大屋根に戴いてゐた高徳寺の当主は、私共と志を同じくする大江戸平民文化讃仰者であるのかもしれない。
— 正岡容 『下谷練塀小路』 青空文庫