大皿
おおざら
名詞頻度ランク #39901 · 青空 132 例
標準
large plate
文例 · 用例
……しかしお好み別誂で以て、鳥のブツ切と、玉葱と、凍豆腐を大皿に積んだのを鉄鍋でね、湯を沸立たせて、砂糖と醤油をかき交ぜて、私が一寸お塩梅をして」「おや、気味の悪い。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
自分をちょっと尻目にかけ、「御馳走様」とお光が運ぶ鮨の大皿を見ながら、ひょろついて尻餅をついて、長火鉢の横にぶっ坐った。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
幾個かの皿すでに洗いおわりて傍らに重ね、今しも洗う大皿は特に心を用うるさまに見ゆるは雪白なるに藍色の縁とりし品なり。
— 国木田独歩 『わかれ』 青空文庫
木の葉は少女の手もとに流れゆきぬ、少女は直ちに摘まみてまたかの大皿にのせたり。
— 国木田独歩 『わかれ』 青空文庫
少女は直ちにこれを拾い上げて、紅の葉ごとに水の滴り落つるを見てありしがまたかの大皿にのせ、にわかに気づけるもののごとく振り向きたり。
— 国木田独歩 『わかれ』 青空文庫
青年の目と少女の目と空に合いし時、少女はさとその面を赤らめ、しばしはためらいしが急に立ちあがりかの大皿のみを左手に持ちて道にのぼり、小走りに駆け入りしは騎馬隊の兵士が常に集まりて酒飲むこの街唯一の旗亭なり。
— 国木田独歩 『わかれ』 青空文庫
」 と七輪の上を見計らひ、風呂敷を受取つて、屋臺へ立ち、大皿からぶツ/\と煙の立つ、燒きたてのを、横目で睨んで、竹の皮の扱きを入れる、と飜然と皮の撥ねる上へ、ぐいと尻ツ撥ねに布巾を掛ける。
— 泉鏡太郎 『松の葉』 青空文庫
胡瓜揉みを命じたところが、怪し気な女が出て来て大皿の中にチョッピリ盛り付けたのが、驚くなかれ代価四十銭。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
作例 · 標準
例句