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漁獲物

ぎょかくぶつ
名詞
1
標準
(fishing) catch
文例 · 用例
彼らの漁場はただ浜べ岸べに限られていたであろうが、船と漁具との発達は漁場を次第に沖のほうに押し広げ同時に漁獲物の種類を豊富にした。
寺田寅彦 日本人の自然観 青空文庫
昔は、九一というのは、漁場主と漁夫との間に行われた漁獲物の分配制度で、漁獲物の水揚の都度、漁場主に九割、漁夫に一割を配当するものだった。
島木健作 鰊漁場 青空文庫
その漁獲物の五分の一を現物租税として取りあげられることであった。
本庄陸男 石狩川 青空文庫
それと同時に、駒井の首を傾けさせたのは、この船が密猟船だとは言い条、内部には、漁具や漁獲物がわりあいに少なくして、武器や食糧の類が比較的に多く積込まれているらしいことです。
Ocean の巻 大菩薩峠 青空文庫
領海内の密漁が発見されれば、船体と漁獲物は全部没収、密入国者は禁錮又は死刑と法律できまっている。
久生十蘭 三界万霊塔 青空文庫
従って、その時代のアイヌわ、主としてこれらの漁獲物で、冬季の穴居生活お賄った。
知里真志保 和人わ舟お食う 青空文庫
平常は漁場によって漁獲物の種類が大体一定しているが、その日は色々の魚が同時にとれた(前に同じ)。
武者金吉 地震なまず 青空文庫
規定としては、漁獲物はすべて組合へ納め、組合で一括してそれぞれの問屋へ卸す仕組になっていたが、ちょっと「日銭」が欲しいような場合には、納入する責任量を超過した分だけ、立売りすることが黙認されていた。
山本周五郎 青べか物語 青空文庫