躁
そう
名詞頻度ランク #31869 · 青空 57 例
標準
mania
文例 · 用例
「うんそれだよ、それで俺も一緒に君所へ行かうつて所なんだ」と傍から三田村は、その躁いだ顔の中に兎のやうな眼を光らせて、高い声で云ふのだつた。
— 中原中也 『夏の夜の話』 青空文庫
然るに今日私は過去五年間の暗中模索、傷ましき躁宴の後に、聊か芸術の泉なるものが依て以て存する所以に想ひ到つた。
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
又、「人生の躁宴に於ける不安の客」と言はれたボードレールの不安は、私には結局抽象慾の過剰が原因をなしてゐると思はれる。
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
細民街のぼろアパアト、黄塵白日、子らの喧噪、バケツの水もたちまちぬるむ炎熱、そのアパアトに、気の毒なヘロインが、堪えがたい焦躁に、身も世もあらず、もだえ、のたうちまわっているのである。
— 太宰治 『音に就いて』 青空文庫
いやいや、そのやうに評論家的な結論に焦躁せずとも、狸の死ぬるいまはの際の一言にだけ留意して置いたら、いいのではあるまいか。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
(水色のプラットホームと 躁ぐ少女と嘲笑ふヤンキイは いやだ いやだ!
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
あまりにわいだめもない世の渦のために、折に心が弱り、弱々しく躁ぎはするが、而もなほ、最後の品位をなくしはしない彼女は美しい、そして賢い!
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
過去は焦躁と無為と悩める心肉との不吉な悪夢であつた。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
作例 · 標準
躁の状態になると、普段考えられないような行動をとることがある。
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彼の最近の異常な活動は、躁のエピソードかもしれないと医師は示唆した。
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双極性障害は、うつと躁の二つの極を繰り返す病気だ。
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