入り違い
いりちがい
名詞
標準
passing each other (without meeting)
文例 · 用例
ほかに沖縄の先輩となった岸本以下数名の青年は彼と入り違いに上京したということだ。
— 伊波普猷 『私の子供時分』 青空文庫
吾々の捜索方針と絵巻物の隠れ処が、ちょうど鼬ゴッコ式に入り違いになって行ったので、二人とも絵巻物の無い方へ無い方へと捜索して行った訳だ。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
丘の上で、森と牧場と、村の田舎家と入り違いになった西の山が、シュミッテンホョーエ 〔Schmittenho:he, 1968m.〕 につづいている。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
今、私達の進む正面に、平らなシュレック・フィルンが拡げられたそれと、切ったてのクーロアールの境には、二条の大きなシュパルトゥンクが横たわっておる、どうしてあれを越すのかと、心配になったからヘッスラーに聞くと、二条が入り違いになったところに、雪橋があるから、別に危くはないって答えた。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
そしてこの図の入り違いは多分偶然に著者がその前後を誤ったものであろう。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
入り違いに入って来たのはフロック・コートを小粋に着こなした、五十歳ばかりの官僚型。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
殆ど入り違いに、野口村長がやって来た。
— 佐々木邦 『負けない男』 青空文庫
入り違いに主人が現われて、「やあ」 という挨拶諸共、席についた。
— 佐々木邦 『嫁取婿取』 青空文庫
作例 · 標準
駅で友人と待ち合わせをしていたが、惜しくも入り違いになってしまった。
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夫は出張で、妻は子供の送り迎えで、二人は一日中入り違いだった。
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「あ、今すれ違っちゃったかな?」「うん、たぶん入り違いだったね。」
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