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殺出

さっしゅつ
名詞
1
標準
文例 · 用例
今まで自分の行動を支えて来た筈の自尊心を、こんなに容易く黙殺出来ようとは、夢にも思っていなかったのである。
織田作之助 青春の逆説 青空文庫
二三年前に彼自身の書いた「神々は不幸にも我々のやうに自殺出来ない」と云ふ言葉を思ひ出しながら。
芥川龍之介 或阿呆の一生 青空文庫
しかし僕のいつ敢然と自殺出来るかは疑問である。
芥川龍之介 或旧友へ送る手記 青空文庫
だから、自殺出来るものは、その実践に移る瞬間、幸福であるとも云える。
豊島与志雄 父の形見 青空文庫
なかには、物を舐める習癖のある赤ん坊はこれで自殺出来るほど、着色液の性によっては有毒なのがあります。
Mrs. 7 and Mr. 23 踊る地平線 青空文庫
そして城門から殺出する敵を迎えたがさいご、一兵も討ち余すことではないとひしめいていた。
第八分冊 新書太閤記 青空文庫
こう観て、一益は内心、(秀吉を破ること難からず) となし、(ひき寄せて、散々に撃ち、機を計って、信孝を再蹶起せしめ、岐阜の兵を合わせて長浜へ殺出せん) と、期しているかのごとき軍容だった。
第九分冊 新書太閤記 青空文庫
広きへ殺出した城兵と、押太鼓を打って、狭きへ迫り会った寄手とが、喊声をあげ、奔馬を駈け合わせ、はやくも狂瀾怒濤の相搏つ状をえがき出した。
第九分冊 新書太閤記 青空文庫