SETI
せてぃ
名詞
標準
文例 · 用例
斯かる時芸術家が、否応なしに逐ひやられるのは風物の方へであり、世間がセチ辛くなればなる程、詩の方は却て浮世離れがして来るなぞといふことも、ありさうでないことではない。
— 中原中也 『詩と現代』 青空文庫
なおまた、作中第七節、朗読劇の台本は、クリスチナ・ロセチの「時と亡霊」を、作者が少しあくどく潤色してつくり上げた。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
ロセチの霊にも、お詫びしなければならぬ。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
直径六フィート、高さ六十フィートの鋼鉄製の大砲を作り、その中でアセチリンその他の瓦斯を爆発させ空気に劇動を起させる趣向だという。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
アセチリン瓦斯も光が強いので、自転車のランプ、活動幻灯等に用いられているが、瓦斯の悪臭が如何にもいやなので、家庭用には面白くない。
— 寺田寅彦 『ランプのいろいろ』 青空文庫
桟橋にアセチレンの照明器を灯し、またその近くに僅かばかりの炭火を貸船用の莨の火鉢に熾して、お秀は文吉の着物の裾を着たまゝで乾してやっています。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
言ってごらん」 お秀はまた相通ぜぬ二人の問答が始まったと思いながら手をあてゝ、アセチレンの灯で照し出される川面を見ていました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
七月はじめの大水のとき以来、使わなかったアセチレンの照光器を灯してお秀は待っているのでした。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫