及第点
きゅうだいてん
名詞
標準
passing mark
文例 · 用例
審査委員が如何に私情ないしは私利のためにもせよ、学位授与の価値の全然ないような低能な著者の、全然無価値かあるいは間違った論文に及第点をつけることが出来ると想像する人があれば、それは学術的論文というものの本質に関する知識の全く欠如している人に相違ないであろう。
— 寺田寅彦 『学位について』 青空文庫
生徒一同もすっかりしょげてしまい恐縮してしまったのであったが、とにかくもう一ぺん試験のやり直しをすることになり、今度は普通の中学校式の問題であったから、みんなどうにか及第点をとって、それで事は落着したのであった。
— 寺田寅彦 『田丸先生の追憶』 青空文庫
無論及第点をつけ申し候。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
何がなんだか滅茶苦茶で、自分にも訳が判らないようなものを書いて出すのだから、試験官が明き盲でない限り、そんな答案に対して及第点をあたえてくれる筈がない。
— 岡本綺堂 『白髪鬼』 青空文庫
なんとか及第点にしてやっていただけないでしょうか」 考えていた言葉をやっとの想いで言って、H教授の顔を見上ると、H教授は薄気味わるく笑っていた。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
優雅な野鴨のいる湿原に、釣りに最適な場所、おそらく先代から受け継いだのだろうが、小さいながらも揃いのいい図書室があり、炊事係も及第点だった。
— THE "GLORIA SCOTT" 『グローリア・スコット号』 青空文庫
そして、毎年の学年試験には、漸く及第点を取る位であったが、夫人は何時迄も、譲吉を秀才だと考え、頼もしい青年だと思って居た。
— 菊池寛 『大島が出来る話』 青空文庫
そこで及第点を与えたという、それだけのこと」「ふーン、なるほどね。
— 海野十三 『地獄の使者』 青空文庫
作例 · 標準
プレゼンの準備時間は短かったけれど、部長から「まあ及第点だな」と言われてとりあえずホッとした。
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「うわっ、数学のテスト、ギリギリ及第点だった……。赤点を免れたのは幸運だけど、次はもっと勉強しなきゃ。」
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新しくオープンしたレストランの味は及第点だったが、接客サービスのオペレーションにはまだ改善の余地がある。
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