生指
せいし
名詞
標準
文例 · 用例
旅寝を重ねてこゝまで来る間に、葛岡はもう安宅先生指導の二河白道の距てのバンドも横えず、それから宿帳に夫婦と名乗ってつけることもしなくなりました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
そういう調子でこの書若し諸君の人生指標となれば幸、と云った前書きがあり、さて、「自分は、アジアの奥の故郷から、西へ西へと追われた部族の出である」と云って本文に入っている。
— 一九三八年(昭和十三年) 『獄中への手紙』 青空文庫
実は平生指導役のお爺様からも、いろいろ承って居るのでございまするが、何やら腑に落ちかねるところもありますので、丁度良い折と考えて念を押して見たような次第で……。
— 浅野和三郎 『霊界通信 小桜姫物語』 青空文庫
この時牡丹の茎の大さ臂の如く生ひたちたるが、黄生指さして、『われ死なば魂をこゝに宿さむ、卿の左に生ひ出づべし』 両女笑ひて、『その言の葉忘れなしたまひそ』といふ。
— 蒲原有明 『『聊斎志異』より』 青空文庫
ハエの棲息はその場所の衛生指標とみなすことができる。
— イェール大学で1913年に行った一連の講義 『近代医学の興隆』 青空文庫
また人生の諸問題について、信仰によつて解決する場合にも、説話としての形式によつてこれを表現して、人生指導の根據とした。
— 解説 『古事記』 青空文庫
血染めのハンカチ、切断された生指、美貌の生華師匠、その不思議な失踪、分けても十箇の罐詰と十斤の食パンの謎は、二人以上の人の集るところ、必ず好奇の話題となって、さも気味悪げに囁き交されるのであった。
— 江戸川乱歩 『悪魔の紋章』 青空文庫