熊笹
くまざさ異読 クマザサ
名詞
標準
kuma bamboo grass (Sasa veitchii)
文例 · 用例
このたびは霧がなかった、紫の花咲くクカイ草、蘭に似た黄色の花を垂れるミヤマオダマキが、肉皮脱落して白く立っている樅の木を、遠く見て、路傍にしなやかに俯向いている、熊笹が路には多い。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
道端の熊笹が雨に濡れてゐるのが目に沁みるほど美しい。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
河向ひから池までの熊笹を切開いた路はぐしよ/\に水浸しになつて歩きにくかつた。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
道端の熊笹が雨に濡れているのが目に沁みるほど美しい。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
河向いから池までの熊笹を切開いた路はぐしょぐしょに水浸しになって歩きにくかった。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
洋傘を振り腕を拡げて手に触れる熊笹を毟って行く。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
徑を歩いてゆく私の影はすくすくと立つた杉の柱を※折して來る、冬の日よりもまだ弱い日向のなかにあらはれ、木立のなかに消えたり、熊笹の上を這つたりした。
— 梶井基次郎 『闇への書』 青空文庫
それはどこかの山から取って来た熊笹だか藪柑子だかといっしょに偶然くっついて運ばれて来た小さな芽ばえがだんだんに自然に生長したものである。
— 寺田寅彦 『庭の追憶』 青空文庫
作例 · 標準
山小屋の周囲には見渡す限りの熊笹が茂り、風が吹くたびにザワザワと音を立てている。
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熊笹の葉には強い殺菌作用があるため、昔から笹団子や寿司を包むのに重宝されてきた。
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「おっと、熊笹をかき分けて道なき道を進むのは、思った以上に体力を消耗するね」
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