後ろ手
うしろで
名詞
標準
putting one's hands behind one's back
文例 · 用例
それが友だちと二人で悪漢の銀行破りの現場に虜になって後ろ手に縛られていながら、巧みにナイフを使って火災報知器の導線を短絡させて消防隊を呼び寄せるが、火の手が見えないのでせっかく来た消防が引き上げてしまう。
— 寺田寅彦 『映画雑感(4)』 青空文庫
右の後ろ手からは甲府の方へ走る山がぼうツとあたまが見えないおほ牛の脊のやうに横たはつて、その脊の骨ぐみだけは薄くしめツぽい輪廓が附いてゐる。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
」とホームズは後ろ手で戸を閉める。
— THE ADVENTURE OF THE BLUE CARBUNCLE 『蒼炎石』 青空文庫
」と、男は礼儀正しい所作で立ち上がると、我々にお辞儀をし、部屋の奥隅にある扉から出て行き、後ろ手に閉めてしまった。
— THE STOCK-BROKER'S CLERK 『株式仲買人』 青空文庫
私が入室すると、うしろから娘も滑り込み、後ろ手に扉の錠をかける。
— THE ADVENTURE OF THE SUSSEX VAMPIRE 『サセックスの吸血鬼』 青空文庫
」そして後ろ手に扉を閉めながらもう一言。
— THE ADVENTURE OF THE SUSSEX VAMPIRE 『サセックスの吸血鬼』 青空文庫
今度こんなことがあったらのがしはしません」 島田家の物置から、ほんものの甲刑事が後ろ手にしばられて、猿轡をはめられて発見されたという報告が、溝川署へついたのは、それから五分もたたぬうちでありました。
— 平林初之輔 『祭の夜』 青空文庫
女はみな色の白い、美しい者ばかりで、身にはいろいろの色彩のある美服を着けていたが、いずれも後ろ手にくくり上げられて恐るおそるに頭を垂れてひざまずくと、石上の男はかれらを一人ずつ自分の前に召し出して、下衣を剥がせて地にひき伏せ、鞭をあげて打ち据えるのである。
— 閲微草堂筆記(清) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
behind
作例 · 標準
例句