葼
しもと
名詞
標準
slender shoot
文例 · 用例
しかしともかく、それらの音楽によつて多くの人々が、好い気持にされてゐるのだから文句はないのだが、然しもと/\気分の暈縁なぞといふオボコイものを聴いて喜んでゐる連中が取引のこととなると俄然骨ばつてくるし、而も楽々骨ばれるやうに前以て備へてゐるので、「音楽と世態」なぞと今並べてみたくなるのである。
— 中原中也 『音楽と世態』 青空文庫
そしたら丁度あしもとの砂に小さな白い貝殻に円い小さな孔があいて落ちているのを見ました。
— 宮沢賢治 『サガレンと八月』 青空文庫
オリオンは高く うたい つゆとしもとを おとす、 アンドロメダの くもは さかなのくちの かたち。
— 宮沢賢治 『双子の星』 青空文庫
しかしもともと相対性理論の存在を必要とするに至った根原は、畢竟時に関する従来の考えの曖昧さに胚胎しているのではないかと考えられる。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
」 飛騨は、あしもとの燃えてゐるストオブの火を見つめながら呟いた。
— 太宰治 『道化の華』 青空文庫
オリオンは高く うたひつゆとしもとを おとす、アンドロメダの くもはさかなのくちの かたち。
— 宮澤賢治 『星めぐりの歌』 青空文庫
シグナレスは瞳を少し落とし、シグナルの白い胸に青々と落ちた眼鏡の影をチラッと見て、それからにわかに目をそらして自分のあしもとをみつめ考え込んでしまいました。
— 宮沢賢治 『シグナルとシグナレス』 青空文庫
生肝を藥研でおろされる方がまだしもと思ひました、其の仙人に連れられて――何處へ行くのかと存じますと、田圃道を、私を前に立たせて、仙人が後から。
— 泉鏡太郎 『みつ柏』 青空文庫
作例 · 標準
春の訪れとともに、生垣のあちこちから葼が勢いよく伸びてきた。
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細い葼を束ねて、庭掃除に使うための自家製の箒を作った。
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葼のようなしなやかな枝が、強い風に吹かれても折れずにしなっている。
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