世襲制
せしゅうせい
名詞
標準
hereditary system
文例 · 用例
家元制度 能は日本の封建時代から生れて来たものであるから、能を職分とする者が世襲制度を執るのは自然の傾向かも知れぬ。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
だから、その流儀の勢力拡張のためばかりでなく、その流儀の保存のために、家元の世襲制度が必要となって来る。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
家元の世襲制度 家元の世襲制度には実子後継と養子後継と二種類ある。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
十五歳のとき稽古通詞となつて以來十五年、まづは順當の出世で、この頃までは養父昌左衞門が大通詞目付といふ、通詞のうちで最高の職にゐたから、殆んど世襲制の通詞として、彼の前途は約束されたものだつた。
— 徳永直 『光をかかぐる人々』 青空文庫
もちろんかうした結婚風習は江戸時代の世襲制度と深く結びついてゐる。
— 徳永直 『光をかかぐる人々』 青空文庫
通詞には古くから一種の試驗制度があり、幕末期には對外關係の急激な膨脹から新規取立の通詞も澤山あつたやうだが、特別の缺陷がない限り、武家と同樣、世襲制度は強力に生きてゐた。
— 徳永直 『光をかかぐる人々』 青空文庫
世襲制においては、養子は実に欠くべからざるものなり、苟くも相続者なくんば、家名断絶、遺族離散の恐れなくんばあらず。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
封建社会の重なる害は、その世襲制と、割拠的とにあり。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代の身分制度は基本的に世襲制であり、農民の子は農民として生きるのが通例だった。
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近代化の過程で、多くの特権階級が享受していた世襲制が廃止され、実力主義へと移行した。
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ギルドの中には、特定の職能を世襲制にすることで技術の独占を図るものもあった。
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