からっきし
からっきし異読 からきし・カラッキシ・カラキシ
副詞
標準
quite
文例 · 用例
」「何だい、なりばかり大きくて、からっきし意気地のないやつだなあ。
— 宮沢賢治 『オツベルと象』 青空文庫
ヤコフ・イリイッチはもう一度イフヒムを振り返って見ながら、押しつぶした儘の声で、 見ろい、あの切目の長げえ眼をぎろっとむいて、其奴が血走って、からっきし狂人見てえだった。
— 有島武郎 『かんかん虫』 青空文庫
イフヒムの奴も太腐れて居やがる癖に、胸三寸と来ちゃからっきし乳臭なんだ。
— 有島武郎 『かんかん虫』 青空文庫
私は自分が小説を書く事に於いては、昔から今まで、からっきし、まったく、てんで自信が無くて生きて来たが、しかし、ひとの作品の鑑賞に於いては、それだけに於いては、ぐらつく事なく、はっきり自信を持ちつづけて来たつもりなのである。
— 太宰治 『『井伏鱒二選集』後記』 青空文庫
「だめだよ、口端できいたふうな事を云ったって、からっきしだめじゃないか、しっかりおしよ」「へッ」 平吉はとぼけるように云って金網戸の錠を啓けた。
— 田中貢太郎 『春心』 青空文庫
私あ、うんとガアガア言ってやったけど、からっきし駄目!
— DEN GRIMME AELING 『醜い家鴨の子』 青空文庫
それとも、おまえたちが弱すぎたのか」「ところが、どうもそいつが、からっきしどっちだかわからねえんでね。
— 七化け役者 『右門捕物帖』 青空文庫
」「村なんて、旦那、からっきし見えましねえだよ!
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
作例 · 標準
彼は数学がからっきしで、いつも赤点ぎりぎりだった。
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新しい機械の操作はからっきし分からず、説明書を読み込むのに苦労した。
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あの店のラーメンは、見た目は美味しそうなのに、味がからっきしだめだった。
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彼女は運動神経がからっきしで、体育の授業が苦手だ。
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