技神に入る
ぎしんにいる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to be divinely skilled
文例 · 用例
すなわち職工的であって、どうしても「術」のつかないものでありますが、これが一度精神的になって技神に入る、いわゆる入神の技ということになりますと、ここに立派な芸術品が自ずから生まれて来る。
— 北大路魯山人 『芸術的な書と非芸術的な書』 青空文庫
技巧の練達は、昔から申しております技神に入るということになるのでありまして、図らずも自分の予想以上の実力が練習の結果として生ずるのであります。
— ――美の認識について―― 『習書要訣』 青空文庫
ところが、これを簡単に申してみますと、技神に入るということは、誰しもいっておって、それでお互いが分っておるつもりでありますが、この技神に入るということは、一体どんなことかという点を、余り詳しく解かれておらぬようでありますが、これはとりもなおさず、精神的なことだと思うのであります。
— ――美の認識について―― 『習書要訣』 青空文庫
事ここに至ってはもはや技神に入るというよりも、何よりもむしろ寒けを催すばかりの空恐ろしさであった。
— 橘外男 『陰獣トリステサ』 青空文庫
あんなのを、技神に入るとでもいうのだろうね。
— 江戸川乱歩 『百面相役者』 青空文庫