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河郎

かわろう
名詞
1
標準
文例 · 用例
一 河童の女河郎の恋する宿や夏の月蕪村の句には、その絵に封ぜられたものが、極端に出てゐる。
折口信夫 河童の話 青空文庫
河童の事を河郎・かつぱと言ふのが、河わらは・河わつぱから来たのだ、と言ふことは疑ひがない。
折口信夫 方言 青空文庫
だから、河郎・かつぱが、絵にある形の頭をした者に定つた事は、極の近代でないと知れる。
折口信夫 方言 青空文庫
九月一日永見ヨリ手紙「長崎條約書」ノ件、返書ヲ出ス芥川龍之介全集編纂打合セノ集リ、菊池、久保田、久米、佐藤、室生、堀、佐佐木、小島、葛卷、谷口、岩波植村、 永見は新書判の全集第十八卷に使つた河郎之圖と長崎條約書我鬼國提案の寫眞を、全集に使つてくれと送つてきてた。
芥川龍之介の囘想 二つの繪 青空文庫
河郎之舍鬼趣圖 うさぎやが來て、碧童さんのところに芥川さんと君の合作の鬼趣圖があると言ふ。
芥川龍之介の囘想 二つの繪 青空文庫
河郎之舍の印 芥川の言ふ「書く會」、碧童の言ふ「行燈の會」での歌は、今日になると碧童のもののはうが昔を偲ばせる。
芥川龍之介の囘想 二つの繪 青空文庫
芥川は、 河郎の舍の主に奉る河郎の陸をし戀ふる堪えかねて月影さやに月影さやにヒヨロト立ち出つといふ碧童の歌のヒヨロに「このヒヨロト立ち出つはうまいなあ、」と感心してて、後日になつてやうやく、〔橋の上ゆ胡瓜投ぐれば水ひびきすなはち見ゆる禿のあたま〕といふ歌を僕に示してゐた。
芥川龍之介の囘想 二つの繪 青空文庫
河郎之舍の印は、入谷住ひの碧童が(仲丙が篆刻家としての號、)今日は娘達の運動會を見にゆくのをたのしみにしてゐたが、雨でながれたものだからと言つて、刻むでゐたのを游心帖に押してみせた、それを僕が芥川に紹介し芥川の物になつた。
芥川龍之介の囘想 二つの繪 青空文庫