山鳴り
やまなり
名詞
標準
rumbling of a mountain
文例 · 用例
山鳴り谷答えて、いずくにか潜んでいる悪魔でも唱い返したように、「我は官軍我敵は」という歌の声は、笛吹川の水音にも紛れずに聞えた。
— 幸田露伴 『雁坂越』 青空文庫
大巌の一枚戸のような奴がまた恐しく辷りが良くって、発奮みかかって、がらん、からから山鳴り震動、カーンと谺を返すんです。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
謂わば崩落の前兆であるその物音を、炭坑の人びとは山鳴りと呼んで恐れていた。
— 大阪圭吉 『坑鬼』 青空文庫
山鳴りいよいよ激しくなる。
— 倉田百三 『俊寛』 青空文庫
風の吹く日は、山鳴りのやうな、松の唸りがするものなのだが、今夜は松の唸りも聞えなかつた。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
山鳴りのやうな、ごおつと響くやうな風の音がした。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
あとは、山鳴りが比較的静まった。
— 夏目漱石 『二百十日』 青空文庫
うしろの胆吹の山が息をついては吐き、吐いてはつくように山鳴りをつづけている。
— 胆吹の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
地震の前触れか、遠くでかすかな「山鳴り」が聞こえた気がした。
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昔の人は、空が曇ると「山鳴り」がすると言っていた。
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「今の音、何?」「え、聞こえた?もしかしたら「山鳴り」かも。」
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