間切る
まぎる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to plow through (a wave) (plough)
文例 · 用例
人事の進歩して真理に達するの路は、ただ異説争論の際に間切るの一法あるのみ。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
ところが、その家の庭に咲き誇った夕顔をせせりに来る蛾の群が時々この芳紀|二八の花嫁をからかいに来る、その度に花嫁がたまぎるような悲鳴を上げてこわがるので、息子思いの父親はその次の年から断然夕顔の裁培を中止したという実例があるくらいである。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
なんたる冴えぬなが紅ぞ、 朱もひなびては酸えはてし、 紅土にもまぎるなり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
怪しきものども、何とてやはわれをみいだし得む、愚なる、と冷かに笑いしに、思いがけず、誰ならむたまぎる声して、あわてふためき遁ぐるがありき。
— 泉鏡花 『龍潭譚』 青空文庫
怪しきものども、何とてやはわれをみいだし得む、愚なる、と冷かに笑ひしに、思ひがけず、誰ならむたまぎる声して、あわてふためき遁ぐるがありき。
— 泉鏡花 『竜潭譚』 青空文庫
┌風に見えてしきり羽ばたく稲穂雀遠き穂づらに散りまぎれつつ (新作)(26)┤ └ちりぢりに雀まぎるる垂穂波風は入日の田に吹きかはる (新作) 小笠原の正覚坊の歌十四首などは殆ど棄てて了つた。
— 北原白秋 『雀の卵』 青空文庫
ところが、その家の庭に咲き誇った夕顔をせせりに来る蛾の群れが時々この芳紀二八の花嫁をからかいに来る、そのたびに花嫁がたまぎるような悲鳴を上げてこわがるので、むすこ思いの父親はその次の年から断然夕顔の栽培を中止したという実例があるくらいである。
— 寺田寅彦 『からすうりの花と蛾』 青空文庫
見てもまた逢ふ夜|稀なる夢の中にやがてまぎるるわが身ともがな 涙にむせ返って言う源氏の様子を見ると、さすがに宮も悲しくて、世語りに人やつたへん類ひなく憂き身をさめぬ夢になしても とお言いになった。
— 若紫 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
漁船は荒れた海を間切るようにして、揺れながらも力強く港へ向かった。
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巨大な波を間切るたびに、船体が大きく揺れ、乗客から悲鳴が上がった。
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彼は巧みに船を操り、次々と押し寄せる波を間切って進んでいった。
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