瘡毒
そうどく
名詞
標準
syphilis
文例 · 用例
そこで今、伝馬町の薬屋で瘡毒一切の妙薬といふ赤膏薬を買つて来たのだが、そこで直ぐに貼つてしまへば好いのに、極まりを悪がつて其儘に持つてゐるのだ。
— 岡本綺堂 『赤膏薬』 青空文庫
彼は、下田から一里ばかりの蓮台寺村にある湯が、瘡毒や疥癬にいいということをきいたので、すぐその日、蓮台寺村に移って入湯した。
— 菊池寛 『船医の立場』 青空文庫
娘といってもことし三十七で、若いときから身持が悪くて方々のだるま茶屋などを流れ渡っていたので、重い瘡毒にかかっている。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
俗に三味線太鼓といって三味線は猫の皮、太鼓は犬の皮ときまっているらしいが、猫の皮は日本国中、自惚と瘡毒気の行渡る極み、津々浦々までペコンペコンとやっているが、太鼓の方はそうは行かない。
— 夢野久作 『超人鬚野博士』 青空文庫
そこまで来てもまだ瘡毒気が残っていたんですから大したもんでゲス。
— 夢の久作(夢野久作) 『人間腸詰』 青空文庫
六 へい藤川庄三郎、彼の大西徳藏という車夫に供をさせて、人力でどっとと降る中を谷中の笠森稲荷の手前の横町を曲って、上にも笠森稲荷というが有りますが、下の方が何か瘡毒の願が利くとか申して女郎|衆や何かゞ宜くお詣りにまいって、泥で拵えたる団子を上げます。
— 三遊亭圓朝 『松と藤芸妓の替紋』 青空文庫
「青葉の時節になると、持病の喘息も少しはよくなりますが、この春から瘡毒で足が立たなくなりました。
— 矢取娘 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
昔は、瘡毒は治療が困難な病気だった。
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