応女
おうおんな
名詞
標準
文例 · 用例
この人達の人生態度として、一応女性の人間性、女性の個性のゆたかで自然な成長を求め、互が人間として高まるモメントとして両性の結合をも見たのは動かせない事実であった。
— 宮本百合子 『婦人と文学』 青空文庫
妻なり母なりとしての自分がいるからこそやってゆけるという事情は一応女の心を満足させ自信をも与えるかもしれない。
— 宮本百合子 『ジャンの物語』 青空文庫
仕方がないから、一応女を診察室へ呼び入れて様子を見ると、なるほど普通じゃない。
— 坂口安吾 『神サマを生んだ人々』 青空文庫
「親分、――継しい仲には違いないが、この女は、そんな大それたことの出来る女じゃありませんよ」 藤左衛門は一応女房を庇護しました。
— 禁制の賦 『銭形平次捕物控』 青空文庫
後ろから突いたから、一応女と思うのも尤もだが、女が匕首を持って向う突きにしたとすると、傷口は上向くはずだ――第一返り血が大変だから、その辺にウロウロしているとすぐ見つかる」「…………」「これは、お楽を胸に抱いて、後ろへ手を廻して匕首を背中に押し当てるように、恐ろしい力で突き下げた傷だ。
— 平次女難 『銭形平次捕物控』 青空文庫
後ろから突いたから、一應女と思ふのも尤もだが、女が匕首を持つて向う突きにしたとすると、傷口は上向く筈だ――第一返り血が大變だから、其邊にウロウロして居ると直ぐ見つかる」「――」「これは、お樂を胸に抱いて、後ろへ手を廻して匕首を背中に押し當てるやうに、恐ろしい力で突き下げた傷だ。
— 平次女難 『錢形平次捕物控』 青空文庫
「親分、――繼しい仲には違ひないが、この女は、そんな大それたことの出來る女ぢやありませんよ」 藤左衞門は一應女房を庇護しました。
— 禁制の賦 『錢形平次捕物控』 青空文庫