門客
もんかく
名詞
標準
文例 · 用例
将門を訪ふた談は、時代ちがひの吾妻鏡の治承四年九月十九日の条に、昔話として出て居るので、「藤原秀郷、偽はりて門客に列す可きの由を称し、彼の陣に入るの処、将門喜悦の余り、梳けづるところの髪を肆らず、即ち烏帽子に引入れて之に謁す。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
民は帰服し、弓馬の門客は、常に諸方より鎌倉に往来して、公に接するのを名誉にしていたという。
— 吉川英治 『源頼朝』 青空文庫
兵馬倥偬の日常、政務の繁劇と、門客の出入りと、睡眠不足と、あらゆる公人的な規矩から寸分でも解かれて、ほっと一息つく間に、こういう光秀的な慇懃に対していると遣りきれない気がしてくるらしい。
— 第七分冊 『新書太閤記』 青空文庫