削れる
けずれる
動詞-一段
標準
to be shaved or planed
文例 · 用例
岩が大へん柔らかでしたから大丈夫それで削れる見当がついていたのでした。
— 宮沢賢治 『イギリス海岸』 青空文庫
岩が大へん柔らかでしたから大丈夫それで削れる見当がついてゐたのでした。
— 宮沢賢治 『イギリス海岸』 青空文庫
」軒は巌を削れる如く、棟広く柱黒き峯の茶屋に、木の根のくりぬきの火鉢を据えて、畳二畳にも余りなん、大熊の皮を敷いた彼方に、出迎えた、むすび髪の色白な若い娘は、唯見ると活けるその熊の背に、片膝して腰を掛けた、奇しき山媛の風情があった。
— 泉鏡花 『栃の実』 青空文庫
丁ど瞳を離して、あとへ一歩振向いた處が、川の瀬の曲角で、やゝ高い向岸の、崖の家の裏口から、巖を削れる状の石段五六段を下りた汀に、洗濯ものをして居た娘が、恰もほつれ毛を掻くとて、すんなりと上げた眞白な腕の空ざまなのが睫毛を掠めたのである。
— 泉鏡花 『城崎を憶ふ』 青空文庫
蝦夷石南と「ミユルツス」との路を塞げるを、押し分けつゝ攀ぢ登りて見れば、大瀑は山の絶巓より起り、削れる如き巖壁に沿ひて倒下す。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
その巌は削れるがごとくそばだち、刻めるがごとく畳みたり、荒波の間より起り、大空を劃れるさまの荘厳なるはいふばかりなし。
— 蒲原有明 『松浦あがた』 青空文庫
「さては金眸が棲居なんめり」ト、なほ近く進み寄りて見れば、彼の聴水がいひしに違はず、岩高く聳えて、鑿もて削れるが如く、これに鬼蔦の匐ひ付きたるが、折から紅葉して、さながら絵がける屏風に似たり。
— 巌谷小波 『こがね丸』 青空文庫
裏庭を距てて静かなる湾あり、湾の対岸は削れるが如き絶壁にしてその頂上には古き白亜の音楽堂あり(但し之は背景なり)、出入口の左右に大いなる窓あり。
— 国枝史郎 『レモンの花の咲く丘へ』 青空文庫
作例 · 標準
古い鉛筆は、何度も削れるうちにだんだん短くなる。
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この木材は柔らかいので、簡単に削れる。
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長年使い込んだ机の角は、摩擦で少しずつ削れていた。
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