肺浸潤
はいしんじゅん
名詞
標準
pulmonary infiltration
文例 · 用例
汽船の火夫をしていた頃から時々弱い咳をしていたが、あれからもう三月、右肺尖カタル肺浸潤、ラッセルありと医者が簡単に決めてしまったほど、体を悪くしてしまっていた。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
その永田澄子が、戸川の話によれば、肺浸潤かなんかで、可なり重態らしいとのこと。
— 豊島与志雄 『失われた半身』 青空文庫
初めは単なる感冒とばかり思われていたのが、肋膜炎の症状を呈してき、やがて、可なりの肺浸潤が発見されました。
— ――近代説話―― 『白藤』 青空文庫
母親はお産のあとで肺浸潤と診断されて、本館の西病棟に寝てゐるといふことでしたが、この子もなりは大きいくせに智慧づきはひどく遅く、おまけに毎晩かならず一度は寝ぼけて起きあがる癖がありました。
— 神西清 『死児変相』 青空文庫
「和歌山の高農の林学科を出ましたが、肺浸潤の診断をうけましたので、三四年は山へこもる決心をして此処へ来ました」 二十四五歳の弱々しい技師君である。
— 正木不如丘 『釣十二ヶ月』 青空文庫
作例 · 標準
健康診断のレントゲン検査で肺浸潤の影が見つかり、精密検査を受けることになった。
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肺浸潤は肺炎や肺結核などの初期症状として現れることが多く、早期発見が重要だ。
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一ヶ月ほど咳が続いていたが、CT検査の結果、肺浸潤が確認され即入院となった。
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