レディーメード
れでぃーめーど
名詞
標準
文例 · 用例
世界観というと文学や常識や又生活から独立して予め出来上っているレディーメードの輪郭か、造作とでも、人々は考えているように見える。
— 戸坂潤 『思想としての文学』 青空文庫
マルクス主義と云えば何かレディーメードな着物のような一様な公式主義的なものだと、この自由主義は決めてしまっていたのであり、又今でも現にそう見える部面を多分に示している。
— 戸坂潤 『思想としての文学』 青空文庫
例えば芸術の売込的レディーメード性、芸術の売色的線香性、幇間性、落語的被注文性、芸術の速力化、合理化、大量生産化等々凡て諒解できる語彙である。
— 中井正一 『「壇」の解体』 青空文庫
これは毎年|定って父の感心するレディメードなのだ。
— 大切な雰囲気 『大切な雰囲気』 青空文庫
それというのも、すべての問題に対するレディメードの答えを、見つけることができるからである。
— ЗАПИСКИ ИЗ ПОДПОЛЬЯ 『地下生活者の手記』 青空文庫
処がそういう一つ一つの事項にレディメードに役立つような詳細道徳律は、未だかつて生きた変化する道徳を云い表わし得た例しがない。
— 戸坂潤 『道徳の観念』 青空文庫
これらの組織にあてこんで、一般向のレディメードが現われ、芸術的企業界のいわゆるもち込みの現象、デパート的思想的棚ざらしとなって来る。
— 中井正一 『「壇」の解体』 青空文庫
現象としてのヒッピーを、ヒッピーが自らほうむった儀式で、大きな火のなかで、ヒッピー・ポスター、ボタン、レコード、ヒッピーふうなレディメードの服などが、ヒッピーの本質とは関係ないものすべてが、焼かれたのだった。
— 片岡義男 『エルヴィスから始まった』 青空文庫