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土佐日記

とさにっき
名詞
1
標準
Tosa Diary (935CE)
文例 · 用例
土佐日記』に「ししこかほよかりき」とありまして、これは死んだ子が器量好しであったという意味であります。
橋本進吉 古代国語の音韻に就いて 青空文庫
野中兼山の開修した室戸港と云うのは、土佐日記に、「十二日、雨ふらず(略)奈良志津より室戸につきぬ」と在る処で、紀貫之が十日あまりも舟がかりした港であるが、後にそれが室戸港の名で呼ばれ、今では津呂港の名で呼ばれている。
田中貢太郎 海神に祈る 青空文庫
その他「土佐日記」、「伊勢物語」、「竹取物語」、「今昔物語」など注目すべき作品は頗る多い。
菊池寛 二千六百年史抄 青空文庫
浦戸は土佐日記などにも見えている古い土地で、その当時は今の浦戸港の入江が奥深く入り込んで、高知市の東になった五台山と呼んでいる大島や、田辺島、葛島、比島など云う村村の丘陵が波の上に浮んでいた。
田中貢太郎 宇賀長者物語 青空文庫
国文の典型たる『土佐日記』に、筆者貫之朝臣の一行が土佐を出てより海上の斎忌厳しく慎みおりしに、日数経てやっと室津に着き、「女これかれ浴みなどせむとて、あたりの宜しき所に下りて往く云々、何の葦影に託けて、ほやのつまのいずし、すしあはびをぞ、心にもあらぬ脛にあげて見せける」。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
先づ日記類でいふと、元來日記は漢文で書くものと定つて居つたが、紀貫之が之を眞似てから土佐日記等の國文日記が現れた。
内藤湖南 平安朝時代の漢文學 青空文庫
土佐日記の著者や、水のなかの蛙に比べたら少しばかり詩才に欠けてゐる男の一人だつた。
大正七(一九一八)年 茶話 青空文庫
さらにまた一つの例を言へば、英文學に造詣の深い土居光知氏が比較研究の立場から平安朝の日記文學について記述された一篇のごとき、伊勢物語、土佐日記、蜻蛉日記等の文體を探つて、國文の創造とその組織にまでさかのぼつたことは、これまた有益な文字であつたと思ふ。
島崎藤村 桃の雫 青空文庫
作例 · 標準
紀貫之は女性を装って『土佐日記』を書き、和文による日記文学の先駆けとなった。
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土佐日記』には、土佐から京へ戻る船旅の中での哀愁や、亡き娘を想う親心が綴られている。
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古文の授業で「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり」という冒頭を暗唱した。
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ウィキペディア

『土佐日記』(とさにっき、「とさのにき」とも)は、平安時代に成立した日本最古の日記文学のひとつ。紀貫之が土佐国から京に帰る最中に起きた出来事を諧謔を交えて綴った内容を持つ。成立時期は未詳だが、承平5年(934年)後半といわれる。古くは『土左日記』と表記され、「とさの日記」と読んだ。

出典: 土佐日記 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0