水溝
すいこう
名詞
標準
文例 · 用例
隣へ見にやる、菓子屋へ見にやる、下水溝の橋の下まで見たが、まさかに池とは思わないので、最後に池を見たらば……。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
そこで色々試験をしてみた結果だというのを聞いてみるに、普通下水溝渠のごとき汚水中では精々四日間くらいしか生きていぬが、水が清浄なほど永く生きているそうである。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
隣へ見にやる、菓子屋へ見にやる、下水溝の橋の下まで見たが、まさかに池とは思はないので、最後に池を見たらば………。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
彼には負傷した人食虎を追跡して、下水溝にまで這い下りたと云う逸話が、今でも印度で話題になっているほどなんだよ。
— コナン・ドイル 『空家の冒険』 青空文庫
もぐらもちがお日様に眼を射られた時のやうに、あわてゝ下水溝の中へ悲鳴をあげて裸を隠すだらう。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
そして間もなく、坑側の流水溝には、何処から湧き出づるのか夥しい濁水が、灼熱した四台の多段式タービン・ポンプを尻目にかけて、一寸二寸とみるみる溢れあがって行くのであった……。
— 大阪圭吉 『坑鬼』 青空文庫
限りもなく青い空をうつして、澄んだ水がそこの排水溝をしずかに流れていた。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
下水溝の露出してるところが多く、いとめがうようよ繁殖するに違いない。
— ――近代説話―― 『崖下の池』 青空文庫