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姿形

すがたかたち
名詞名詞-の形容詞
1
標準
appearance
文例 · 用例
この巷路を通り抜ける間は、姿形に現れるほども彼は自分が素直な人間になっているのを意識するのであった。
岡本かの子 食魔 青空文庫
まきには落着いた母性的の分別が備はつて、姿形さへ優しく整ふし、ひろ子にはまた、しほらしく健気な娘の性根が現はれて来た。
岡本かの子 蔦の門 青空文庫
然し、姿形から云ふともう見違へる程大人びて、腕白な中學時代の面影は殆ど何處にもありませんでした。
南部修太郎 S中尉の話 青空文庫
見つゝ思はず悚然として、いしくも咲いたり、可愛き花、薊、鬼百合の猛くんば、我が言に憤りもせめ、姿形のしをらしさにつけ、汝優しき心より、百年の齢を捧げて、一朝の盛を見するならずや、いかばかり、我を怨みなんと、あはれさ言ふべくもあらず。
泉鏡花 草あやめ 青空文庫
僅かばかりの正直とか好意以外には人間の精力を盛り切れない姿形であります。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
「命がけの姿形というものは誰だって隙がなくて惚々するものよ」――蝶子、わたしは父親に命ぜられてこういう気質の幇間のところへ内弟子に遣られた。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
わたしがやゝ安心して泣き出す姿形を見て、師匠は「なんてい野暮な泣き方をするんだ」と叱言を言ったり、「下手だなあ、それで芸人の泣き方といえるか」と窘めたり、口では終えなくて箸を逆持ちにした太い方で少年のわたしの小腕をぴしりと打つときもあり、自分が代って泣き方の模範を示して呉れるときもある。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
その底の底の心ではわたしはおまえが巧みに逃れもし騙しもして呉れて、結局わたしはたゞ一つのまことしやかな美しい思い出をおまえから胸に抱かせて貰って、漂泊の旅に出るか、放蕩無惨な生活に入るか、意識と共に姿形を消え失さすか、どうもそういうことにして貰うに違いないと念じていたことをいま気付いている。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
作例 · 標準
深海には、地上では想像もつかないようなグロテスクな姿形の魚が数多く生息している。
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姿形はそっくりだけど、中身は全くの別人なんだ」と、彼は双子の弟について語った。
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枯れ葉に擬態して敵の目を欺く昆虫の、その見事なまでの姿形には驚かされるばかりだ。
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