西望
せいぼう
名詞
標準
文例 · 用例
玉關西望腸堪斷 玉関西望すれば腸断ゆるに堪へたり況復明朝是歳除 況や復た明朝是れ歳除なるをや。
— 河上肇 『閑人詩話』 青空文庫
この二十八日には、父の胸像を(北村西望氏作)建築学会の中條精一郎君記念事業委員会から私達への贈呈式があります。
— 一九三八年(昭和十三年) 『獄中への手紙』 青空文庫
故に蘇東坡は西望夏口と記して居る。
— 桑原隲藏 『支那史上の偉人(孔子と孔明)』 青空文庫
三國時代の赤壁なら、西望夏口でなく、東望夏口でなくてはならぬ。
— 桑原隲藏 『支那史上の偉人(孔子と孔明)』 青空文庫
●グロース・シュレックホルンの西望 こうしている間にも、旅程は、その山々を指しては、氷の上にひろげた地図と首っ引きで、くりかえしくりかえし研究された。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
雲取山頂より西望 前置が長くなった。
— 木暮理太郎 『秩父の奥山』 青空文庫
就中駒ヶ岳から中ノ岳に至る連嶂は、崔嵬たる山容と雄渾なる峰勢と相俟って、槍穂高の山塊を想起せしむるものがあるのみでなく、北又川の上流に面して多数の雪渓を懸け連ねているので、枝折峠から北又の谷に下り込んだ石滝橋の附近から西望すると、宛として上河内の渓谷から眉に迫る大山岳を瞻仰するの観がある。
— 木暮理太郎 『利根川水源地の山々』 青空文庫
秩父の群峰は東京から西望すると、鉄兜を伏せたような形をした武甲山を最後として、最早千米以上の山を崛起しない。
— 木暮理太郎 『望岳都東京』 青空文庫