俯視
俯視
名詞
標準
文例 · 用例
こゝの舞台は隅田川を俯視すべくして、月夜の眺望四季共に妙に、雪のあしたに瓢酒を酌んで、詩を吟じ歌を案ぜんはいよ/\妙なり。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
政宗は本軍を飯坂に据えて、東の方南北に通って居る街道を俯視しつつ氏郷勢を待った。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
夫人の美しく截れたる目の深黒なる瞳は、極めて靜かに極めて重く、我面を俯視す。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
「利根水源探検紀行」に於て、渡辺氏は所謂文殊岩なるものを発見したりとなし、愈遡れば愈奇にして、岩皆凡ならず、右側の危峰を超へて俯視すれば、豈図らんや渓間の一丘上、文殊菩薩の危坐せるあり。
— 木暮理太郎 『利根川水源地の山々』 青空文庫