経緯儀
けいいぎ
名詞
標準
theodolite
文例 · 用例
読むといふことは、少しも退儀なことではないが、平地に雲を呼んで半母音的な雄叫びをあげようとするには、やはり主義主張の楯をとりあげるより他は術もないのが道理で、単なる個人的の経緯儀をまはしてゐるのでは、結局たゞのフーコー振子の呟きを繰り返すに過ぎなくなつてしまふのである。
— 牧野信一 『浪曼的月評』 青空文庫
「|しばらく休憩しよう」 博士は、経緯儀を取り出すと、手ばやく自分らのいる地点の観測に取りかかった。
— 久生十蘭 『地底獣国』 青空文庫
六、「|嘆きの河」「第八観測点 bis.(午後三時〇分)経緯儀による方位角。
— 久生十蘭 『地底獣国』 青空文庫
経緯儀と測距計だけが、われわれの進行を保障してくれる。
— 久生十蘭 『地底獣国』 青空文庫
それを信じるいっぽう、地底の異常な圧力や磁気力が、経緯儀や測距計を狂わしかけているのではないかという懐疑からのがれることがむずかしかった。
— 久生十蘭 『地底獣国』 青空文庫
(午後四時二十分)観測ナシ」あの不幸な朝、同行者の一人とともに、経緯儀や測距計などの重要な計器を納めてあった背嚢を、酷薄な谷が呑み込んでしまった。
— 久生十蘭 『地底獣国』 青空文庫
一時間ほどすると、経緯儀に眼をあてていたジェームスが、こちらへ振返って、片手をあげてみせた。
— 久生十蘭 『南極記』 青空文庫
キャロルと私が飛ぶ間にアトウッドが経緯儀により標高を測定。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『狂気の山脈にて』 青空文庫
作例 · 標準
測量技師は経緯儀を設置し、山頂までの垂直角と水平角を慎重に測定した。
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「この古い経緯儀は、かつての鉄道建設で実際に使われていた貴重なものだ」
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誤差を最小限に抑えるため、経緯儀の水平出しをミリ単位で行う。
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