伊達に
だてに
表現副詞
標準
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文例 · 用例
』という声が自分のすぐ前でしたと思うと自分とすれ違って、一人の男がよろめきながら『腰の大小|伊達にゃあささぬ、生意気なことをぬかすと首がないぞ!
— 国木田独歩 『まぼろし』 青空文庫
が、紅い襷で、色白な娘が運んだ、煎茶と煙草盆を袖に控えて、さまで嗜むともない、その、伊達に持った煙草入を手にした時、――「……あれは女の児だったかしら、それとも男の児だったろうかね。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
彼等は伊達に就いても効果の無いことは互にいましめ合う。
— 岡本かの子 『巴里祭』 青空文庫
傘を拡げて大きく肩にかけたのが、伊達に行届いた姿見よがしに、大薩摩で押して行くと、すぼめて、軽く手に提げたのは、しょんぼり濡れたも好いものを、と小唄で澄まして来る。
— 泉鏡花 『妖術』 青空文庫
わたくしはそれを伊達に口に銜えます。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
それという声が懸ると、手取早く二人の姉分の座敷着を、背負揚、扱帯、帯留から長襦袢の紐まで順序よく揃てちゃんと出して、自分が着換えるとその手で二人分の穿物を揃えて、三味線を――その頃腕達者な烈しい姉は、客の前で弾切ると糸を掛けてる中も間が抜けるといって、伊達に換え三味線を持ったので――四張。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
が、紅い襷で、色白な娘が運んだ、煎茶と煙草盆を袖に控へて、然まで嗜むともない、其の、伊達に持つた煙草入を手にした時、――「……あれは女の児だつたか知ら、其とも男の児だつたらうかね。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
以前に私の父の友達だつたベンさんといふアメリカ紳士の家族が此処に住んでゐた時に、伊達にでも使つたらしいランプです。
— 牧野信一 『ランプの便り』 青空文庫
作例 · 標準
この高級車は、ただ伊達に乗っているわけではない。仕事で必要だからだ。
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彼女がそこまで努力しているのは、伊達にあの地位にいるわけではないからだ。
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彼の話は伊達に面白いのではなく、裏付けがあるからこそ説得力がある。
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