香ばしい
こうばしい
形容詞頻度ランク #26451 · 青空 229 例
標準
aromatic (roasted beans, roasted tea, etc.)
文例 · 用例
別に変った作り方でもなかったが、炊き立ての麦飯の香ばしい湯気に神仙の土のような匂いのする自然薯は落ち付いたおいしさがあった。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
肉を炙る香ばしい匂いが夕凍みの匂いに混じって来た。
— 梶井基次郎 『冬の日』 青空文庫
ここの二階で毎朝寝巻のままで窓前にそびゆるガスアンシュタルトの円塔をながめながら婢のヘルミーナの持って来る熱いコーヒーを飲み香ばしいシュニッペルをかじった。
— 寺田寅彦 『コーヒー哲学序説』 青空文庫
その側に下女のおすめは、一かかえもあるほどな大きな七輪へ、赫々と炭をおこして、長い鉄串へ幾切もの粕漬の塩鮭を並べて居る、焼けて溶け落ちる塩鮭の油が炭火に焦げて、ぷんぷんと香ばしい匂をたてるのであった。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
香ばしい乾草の匂いがユングフラウを中心に、地平線の上へ指の尖きを並べたようなアルプス連山をサフラン色に染めて行く景色を、はっきりと脳裡に感じながら、新吉はだん/\意識を取戻して行った。
— 岡本かの子 『巴里祭』 青空文庫
小布施の普通より大柄の体格が、ネルのやうに柔い乾草のやうに香ばしい体臭を持つてゐた。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
極楽にも、あの湯気の立つ羹をフウフウ吹きながら吸う楽しみや、こりこり皮の焦げた香ばしい焼肉を頬張る楽しみがあるのだろうか?
— ―沙門悟浄の手記― 『悟浄歎異』 青空文庫
あたたかい飯から立騰る水蒸氣と天ぷらの香ばしいにほひとが柔かに予の顏を撫でた。
— ‘V NAROD’ SERIES’ 『A LETTER FROM PRISON』 青空文庫
作例 · 標準
焼きたてのパンの香ばしい匂いが食欲をそそる。
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焙煎したコーヒー豆から香ばしい香りが立ち上る。
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このお茶は、炒った玄米が香ばしくて美味しい。
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