社頭
しゃとう
名詞
標準
front of (the main building of) a shrine
文例 · 用例
馳せ出でつつ、その落ちたる梭を取って押戴き、社頭に恭礼し、けいひつを掛く)しい、……しい……しい。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
もう晩かつたから、材木の森に谺する鰐口の響きもなく、露地の奧から笛の音も聞えず、社頭にたゞ一つ紅の大提灯の霧に沈んで消殘つたのが、……強ひて擬へるのではない、さながら一抹の丹頂に似て、四邊皆水。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
――事実でないのを確めたに就いて、我が最初の目的の達しられないのに失望したが、幸か、不幸か、浅間の社頭で逢った病者の名が、偶然貞造と云うのに便って、狂言して姉夫人を誘出し得たのであった。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
古え明星この社頭の大杉に降りしを祭る。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
そこに書き洩らしたが加藤雀庵の『囀り草』の虫の夢の巻に、千住の飛鳥の社頭で毎年四月八日に疫癘を禳う符というを出すに、桃の木で作れり、支那に倣うたのだろうとある。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
『君が代の社頭の松に首くくり』さ。
— 堺利彦 『ハガキ運動』 青空文庫
住吉の社頭で大矢数一昼夜に二万三千五百句を吐いた西鶴が、そのような早口俳諧をもってする風俗描写の練達から自然散文の世界に入って、浮世草子「好色一代男」(天和二年)などを書き始めた必然の過程は、人生と芸術への疑いにみたされていた桃青にどのような感想を与えたであろうか。
— 宮本百合子 『芭蕉について』 青空文庫
觀月亭は、この社頭に立つ東屋風の一小亭である。
— 島崎藤村 『山陰土産』 青空文庫
作例 · 標準
音楽に合わせて、ダンサーたちはリズミカルにシャッフリングを繰り返した。
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