親馬
おやうま
名詞
標準
文例 · 用例
俗に親馬鹿という事があるが、その親馬鹿が飛んでもない悪いことをした。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
親馬鹿というんだね。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
ポローニヤス、やっぱり、あなたも親馬鹿ですね。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
……おお、よちよち、と言った工合に、この親馬鹿が、すぐにのろくなって、お飯粒の白い処を――贅沢な奴らで、内のは挽割麦を交ぜるのだがよほど腹がすかないと麦の方へは嘴をつけぬ。
— 泉鏡花 『二、三羽――十二、三羽』 青空文庫
それは親馬鹿という嘲笑を得たくない心からであろうか。
— 太宰治 『ロマネスク』 青空文庫
親馬鹿といふものに酷似してゐる。
— 太宰治 『純真』 青空文庫
親馬鹿というものに酷似している。
— 太宰治 『純真』 青空文庫
それゃア、人さまにゃアあんな者をどうなッてもよさそうに思われるだろうけれども、親馬鹿とは旨く云ッたもンで、あんな者でも子だと思えば、有りもしねえ悪名つけられて、ひょッと縁遠くでもなると、厭なものさ。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫