座を外す
ざをはずす
表現動詞-五段-サ行
標準
to withdraw from someone's presence
文例 · 用例
客が三四人もあつて、一座の雲行が年齡の話にならうとするのを、際どいところで見究めて、それとなく座を外すことが、父は甚だ上手であつた。
— 上司小劍 『父の婚禮』 青空文庫
然し間もなく、木下が室から出てゆくか、信子が座を外すかした。
— 豊島与志雄 『二つの途』 青空文庫
亜介 いや、これは、男の方から座を外す習慣になつてゐるさうです。
— 岸田國士 『頼母しき求縁(一幕)』 青空文庫
」「俺は曲者を見張つてゐる」「よく、わかります、それぢや」 お品はそつと座を外すと、八五郎と一緒に外の方へ行つてしまひました。
— 女御用聞き 『錢形平次捕物控』 青空文庫
「いや、商売ずくで買った品なら、これ一つだけ埃を払って、丁寧に棚の上に置くはずはない、――胎内仏があるかも知れない、台座を外してみるがいい、八」 銭形平次に注意されて、子育て観音の台座を外すと、中から落ちたのは、半紙に包んだ小判。
— 南蛮仏 『銭形平次捕物控』 青空文庫
医者はまだ無理であると拒んだが、かれらは「急を要する公用だから」と、医者の制止など耳にもかけず、病室へはいってみんな座を外すようにと要求した。
— 山本周五郎 『落ち梅記』 青空文庫
「これは病死にしなければならない」と五郎太は云った、「おれが大目付だったことは幸いだし、柳田も大丈夫だ、いいか、あとで詳しい打合せをするが、病死だということをよく覚えていてくれ」 そして伊太夫に頷き、主計には座を外すようにと云った。
— 山本周五郎 『古今集巻之五』 青空文庫
いいかえ、金蓮さんもここにいておくれね」 汐と見て、王婆はするりと、座を外す。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
作例 · 標準
「少しお手洗いに」と断りを入れて、彼女は談笑の座を外した。
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重要な取引の電話が入ったため、課長は会議の座を外して廊下へ出た。
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家族のプライベートな話が始まったので、私は気を利かせてその座を外すことにした。
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