栗拾い
くりひろい
名詞
標準
文例 · 用例
高田さんはいままでは北海道の学校におられたのですが、きょうからみなさんのお友だちになるのですから、みなさんは学校で勉強のときも、また栗拾いや魚とりに行くときも、高田さんをさそうようにしなければなりません。
— 宮沢賢治 『風の又三郎』 青空文庫
」 と半蔵がお民に言うころは、姉娘のお粂が弟の正己を連れて、裏の稲荷の方の栗拾いから戻って来た。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
窓の下はまだ朝霧が立ちこめていたが、芋畑の向方側にあたる栗林の上にはもう水々しい光が射して、栗拾いに駈けてゆく子供たちの影があざやかだった。
— 牧野信一 『鬼涙村』 青空文庫
万豊の栗拾いにゆくには面をもって行くに限ると子供たちが相談していたが、なるほど逃げてゆく彼らは忽ち面をかむってあちこちから万豊を冷笑した。
— 牧野信一 『鬼涙村』 青空文庫
万豊の栗拾いたちが、好くもあんなにそろって面を持出したとおもったが――飛んだ役に立てたものだな。
— 牧野信一 『鬼涙村』 青空文庫
秋、栗の実がはじけて落ちる頃になると、誰かしらうちの者が出かけて行っては、栗拾いをするのだった。
— ――獄中手記―― 『何が私をこうさせたか』 青空文庫
私は祖母に乞うて、学校を休んで幾度となく栗拾いに出かけた。
— ――獄中手記―― 『何が私をこうさせたか』 青空文庫
十二日 土曜 晴 □□□栗拾いに来いというがクラマールにゆくよりすみ子さんのところへゆっくり居たかった。
— 一九二九年(昭和四年) 『日記』 青空文庫