裸蝋燭
はだかろうそく
名詞
標準
naked candle
文例 · 用例
」 裸蝋燭に火をつけて女中が持って来たのを、心のせくままに父はすぐに持ち出したが、その火は途中で夜風に奪われてしまった。
— 岡本綺堂 『穴』 青空文庫
唯見る時、頬を蔽へる髪のさきに、ゆら/\と波立つたが、そよりともせぬ、裸蝋燭の蒼い光を放つのを、左手に取つてする/\と。
— 泉鏡花 『処方秘箋』 青空文庫
それでも遠い灯が一つ見えたり、路傍の百姓家の裸蝋燭が逸早く掠めるやうにして通つて行つたりした。
— 田山録弥 『百日紅』 青空文庫
それから裸蝋燭を△△△△に濡れた畳の上にジカに置いて、二十分もしたらそこいら中が火の海になるようにして置きます。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
かれは裸蝋燭に火をつけて、それを持つて立上つた。
— 田山花袋 『ある僧の奇蹟』 青空文庫
ともすると風に吹き消されさうになる裸蝋燭を袖で護りながら、一歩々々長い廊下を歩いて行くかれの蒼白い鬚の深い顔が見えた。
— 田山花袋 『ある僧の奇蹟』 青空文庫
寺の本堂は明け放されて、如来様の前に供えられた裸蝋燭の夜風にチラチラするのが遠くから見えた。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
裸蝋燭では風に吹き消される虞れがあるので、小さい提灯を借りて来た。
— 白蝶怪 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
停電の夜、食卓には裸蝋燭の光が揺れていた。
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教会では、祭壇にたくさんの裸蝋燭が灯されていた。
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裸蝋燭の炎は、静かに燃え続けていた。
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