紫光
しこう
名詞
標準
文例 · 用例
砲から空中へ紫光の柱が立ったのは、上空にある強烈なる電気天井ヘビサイド層の電気を下へ導くための電離柱です。
— 海野十三 『発明小僧』 青空文庫
下りて来るが早いか、もう一本、敵の中へ突っこんだ紫光の電離柱を導わって、敵艦や敵機に集中する。
— 海野十三 『発明小僧』 青空文庫
白光はうつむきがちな彼女の頸のきめの粗いざら/\した白粉膚に紫光を放って反映した。
— 地に潜むもの 『地上』 青空文庫
徳宗の治世に至りては、更に波斯より金紫光祿太夫、同朔方節度副使、試殿中監賜紫袈裟僧伊斯遠く玉舍の城より中夏に來り、傳法の事に從ひ、徳化大に行はれたる事蹟を述べ、建碑の來由を示せしものなり。
— イー、エー、ゴルドン 『弘法大師と景教との關係』 青空文庫
厚い氷に一尺四方くらいの穴をあけ、尻に蓆を敷き、傍らに石油缶を切った火鉢を置いて冬の朝、紫光の公魚を手にする興味はまことに深い。
— 佐藤垢石 『氷湖の公魚』 青空文庫
東には真近く頭上に、大蓮華本山から鉢ガ岳、雪倉、赤男、朝日……と、形こそ緩やかだが、その新火山岩片をちりばめた、怪しい斑紋のある、はれぼったい肌から、混濁した魔的な紫光を放つ。
— 中村清太郎 『ある偃松の独白』 青空文庫
その左手の天、ほの白く、アルクツルスと覚しき大星、赤紫光を放つ。
— 中村清太郎 『ある偃松の独白』 青空文庫