氷霧
ひょうむ
名詞
標準
ice fog
文例 · 用例
岩頸列西は箱ヶと毒ヶ森、 椀コ、南昌、東根の、古き岩頸の一列に、 氷霧あえかのまひるかな。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
そらふかく息せよ、 杉のうれたかみ、烏いくむれあらそへば、 氷霧ぞさつとひかり落つるを。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
京に三美あり、上野二州に塩原碓氷霧積の諸勝あり、其優劣は如何にやあらん。
— 正岡子規 『日光の紅葉』 青空文庫
氷霧に蝕む北方の屋根に校倉風の憂愁を焚きあげて、屠られた身の影ともない安手の虚妄をみてとつたいま、なんと恐ろしいものだけだらうか。
— 逸見猶吉 『逸見猶吉詩集』 青空文庫
実際そのうちの幾つかは目前の例と同じくらい不気味で幻想的なまでに生き生きとしていたが、いま目にしているこれは危険を秘めた象徴性というこれまでに全く見られなかった隠微な性格を持っており、私は寓話的な壁と塔と光塔との逆巻く迷宮が頭上の氷霧に浮かび上がった時身を震わせた。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『狂気の山脈にて』 青空文庫
頭上の空には薄い氷霧が乳白色に撹拌され、寒気が我々を体の芯まで引っ※んだ。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『狂気の山脈にて』 青空文庫
そうしている間に、彼方の空から朝霞が薄れて行き、せわしなく動く氷霧が天頂へと移動していった。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『狂気の山脈にて』 青空文庫
作例 · 標準
厳寒の朝、湖面から立ち上る氷霧が幻想的な光景を作り出した。
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山の稜線は氷霧に包まれ、視界はほとんどなかった。
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氷霧の中を車で走行する際は、速度を落とし慎重に進むべきだ。
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ウィキペディア
氷霧 とは霧を構成する水滴が凍り、あるいは空気中の水蒸気が直接昇華して、小さな氷の結晶となって浮かんでいるために視程が妨げられる気象現象である。
出典: 氷霧 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0