霊堂
れいどう
名詞
標準
文例 · 用例
万国公墓の霊堂で八人の葬儀委員によって極めて厳粛な墓前式があった。
— 内山完造 『魯迅さん』 青空文庫
「では、先だってまず、先主|晁蓋の霊堂で、いずれがいずれへ向うか、籤を引いてきめましょう」 これも宋江の発言だった。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
大葬礼の式場は、百二間の火屋霊堂のうちに執り行われた。
— 第八分冊 『新書太閤記』 青空文庫
賃錢はいづれも、三等が七十二錢、宗吾靈堂へまはるも、らくに、日がへりが出來る也。
— 大町桂月 『宗吾靈堂』 青空文庫
神ともつかず、佛ともつかず、公津の義民を祀れる所謂宗吾靈堂は、思ひしよりも大也。
— 大町桂月 『宗吾靈堂』 青空文庫
五靈堂とて、宗吾と事を共にせし五人の名主を祀れる小堂もあり。
— 大町桂月 『宗吾靈堂』 青空文庫
堂前一簇の旅店酒樓は、靈堂の爲に出來たるものにて、參詣者の多きを知るべし。
— 大町桂月 『宗吾靈堂』 青空文庫
手兒名靈堂 萬葉集の山部の宿禰赤人と高橋|連虫麿の長歌で有名になつた眞間の手兒名は、劇に仕組まれ最著名の美人であるが、吾人萬葉頭の人間には、此手兒名靈堂といふのが、眞間山日蓮宗弘法寺の支配に屬し、普通の日蓮宗の堂形で、何だか南無妙法華經とでも題目を唱へさうで、萬葉の感じはしない。
— 阪井久良伎 『眞間名所』 青空文庫