掌故
しょうこ
名詞
標準
文例 · 用例
寅二郎は、着替えの衣類二枚と、小折本孝経、和蘭文典前後訳鍵二|冊、唐詩選掌故二|冊、抄録数冊とを小さい振分の荷物にした。
— 菊池寛 『船医の立場』 青空文庫
これはその後、清朝に及んで明史を編纂する時に、之に關する議論があり、明史は掌故の學を基礎として書いたが、その時の議論は明史稿の凡例の中に出てゐる。
— ――史記より清初まで―― 『支那史學史概要』 青空文庫
又掌故の學に關しても、彼は王世貞と多少方法を異にし、王世貞のは制度文物に關するが、彼は傳記に關した事實を集めた。
— ――史記より清初まで―― 『支那史學史概要』 青空文庫
地方志を書くに、紀傳體に志を書くこと、掌故といふもの即ち律令典例などの如きものを書くこと、それから文藝に關することを書くこと、この三つの體裁を備へて、さうして地方志が一般史の材料になるやうに著述をして置くといふことの必要を主張した。
— 内藤湖南 『章學誠の史學』 青空文庫
丙部の史記は一般の歴史の書籍、舊事は歴史に類するが主として故事を集めたもの(掌故)、皇覽簿・雜事は後世の類書に當る。
— 内藤湖南 『支那目録學』 青空文庫