地髪
じがみ
名詞
標準
natural hair
文例 · 用例
この分では、道中、相当にかくし了せて、京都へ着く時分には、地髪で通れるようになるだろう。
— 畜生谷の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
文学の分野では、窮局には、この感じがみんなの生活の変化につれて愈々実感されて来て、文学も動いてゆくのだろうかと思います。
— 宮本百合子 『生活的共感と文学』 青空文庫
夜はみみずが鳴いて、夏らしい――どこか淋しい様で力のある感じがみなぎって居た。
— 一九一六年(大正五年) 『日記』 青空文庫
どんな人気のない山径を歩いていても、一草一木ことごとく生き生きとして、もうすっかり夏の用意ができ、その季節の来るのを待っているばかりだと言った感じがみなぎっています。
— 堀辰雄 『美しい村』 青空文庫
居候といふ感じがみぢんもしない。
— 坂口安吾 『牧野さんの祭典によせて』 青空文庫
ふちの欠けた火桶に、古ぼけた茶棚と枕屏風のほかはこれといって道具らしい物もみあたらないが、夜具や風呂敷包などきちんと隅に片付いているし、蒲で編んだ敷畳もきれいに掃除がしてあり、見つきよりはずっと住みごこちの好い感じがみなぎっていた。
— 山本周五郎 『柳橋物語』 青空文庫
然しもう決してあまえるような眼では叔母を見ようとしない、眉つきにも、ひき結んだ口許にも、子供には稀な意志のあらわれといった感じがみえ、これまでのようにたやすく話しかけることもなくなっていった。
— おもかげ 『日本婦道記』 青空文庫
この後、どんな生活をしようとも、どんな男の巷を歩こうとも」 髪の毛の一すじ一すじがみな泣きふるえた。
— 火の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は染めていない、美しい地髪を大切にしている。
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地髪の色とパーマの具合が、彼女の顔によく似合っている。
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美容師は、私の地髪の癖を見て、最適なヘアスタイルを提案してくれた。
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