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鋳掛け

いかけ
名詞
1
標準
tinkering
文例 · 用例
寅吉は深川に住んで、おもて向きは鋳掛け錠前直しと市中を呼びあるいているが、博奕も打つ、空巣狙いもやる。
異人の首 半七捕物帳 青空文庫
あれは幾度やってもうまく出来ないので鋳掛けで埋めた。
高村光太郎 回想録 青空文庫
どこから見ても見あらわされぬよう念をいれて剥製にし、裏側にはじゅうぶんに鋳掛けをし、コロジウムでくされをとめたうえ、石膏末ですべすべにし、ちょうどうす皮の上等の手袋のように仕上げてあなたの船がつくのをまっておりました。
久生十蘭 海豹島 青空文庫
それから家内、即ち嚊同伴でノメ/\出掛けるのが鋳掛連れさ」「妙な実語があるんだね」「鋳掛連れは別称鋳掛けて歩くともいう。
佐々木邦 ぐうたら道中記 青空文庫
佐竹はしずかに腕を伸ばして吸いかけの煙草の火を山猫の鼻にぴたっとおしつけた。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
おじいさまは槍の、――」と言いかけて、自慢話になるのを避けるみたいに口ごもった。
太宰治 佳日 青空文庫
いかけてその下の電線へ止まる。
寺田寅彦 病院風景 青空文庫
妻は枕元の火鉢の傍で縫いかけの子供の春着を膝へのせたまま、向うの唐紙の更紗模様をボンヤリ見詰めて何か考えていたが、思い出したように、針を動かし始める。
寺田寅彦 枯菊の影 青空文庫
作例 · 標準
あの町の片隅には、代々「鋳掛け」を家業とする老舗がひっそりと暖簾を掲げている。
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祖母が大切にしていた鉄瓶の小さな穴も、「鋳掛け」職人の手にかかれば新品同様に蘇る。
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鋳掛け」の技術は、割れた金属器を捨てることなく長く使い続ける知恵として、昔は重宝されたものだ。
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博物館で展示されている古い銅鑼には、歴代の「鋳掛け」の跡が幾重にも残されており、歴史を感じさせる。
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2
標準
man and woman walking together
作例 · 標準
夕暮れ時、公園をゆっくりと鋳掛けしていく二人の影が、長く伸びていた。
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街角でふと見かけた鋳掛けのカップルが、互いに寄り添い、幸せそうだった。
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あの夫婦の鋳掛けは、長年の絆を感じさせるものがある。
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「今日はあの道を鋳掛けようか」と彼は彼女の手を引いた。
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