打ちのめす
うちのめす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to knock (someone) down
文例 · 用例
一度生血の味をしめた虎の子のような渇欲が葉子の心を打ちのめすようになったのはそれからの事である。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
門前のつり鐘を打ちのめす意気合いで、みごとに恨みを晴らしてしんぜられよ」 なんじょう黙山の今はちゅうちょすべき、かわいい声をふりあげると、姉上兄上ふたりのかたき思い知ったかとばかりに、大きく袈裟掛けに二太刀切りさげました。
— 耳のない浪人 『右門捕物帖』 青空文庫
ウォツカの雫で濡れ放題のカウンターを、その団扇みたいな手で歪むほど打ちのめすと、尻尾を踏んづけられた狼のような唸り声をたてて、蹴倒した木椅子を両脚で突き飛ばしながら、亭主が巨大な図体を癇癪の筋だらけにして飛び出して来た。
— 里村欣三 『放浪の宿』 青空文庫
時には息もつまるような大暴風雨で、小さい人間共の魂を、いやと云う程打ちのめす事もあるのでございます。
— 宮本百合子 『C先生への手紙』 青空文庫
若し以後、庭のなかへ這入るやうな事があつたならば、遠慮はして居られないから打ちのめす、うちには外にも沢山の鶏があるのだから。
— 或は病める薔薇 『田園の憂欝』 青空文庫
その氣でやれば、相手を打ちのめすか、取ひしぐか、怪我くらゐはさせられる筈だが、お前は打たれ放題になつて、何んの手向ひもしなかつたらしい。
— 正月の香り 『錢形平次捕物控』 青空文庫
河岸山が抜き討ちにかかるを打ちのめす。
— 長谷川伸 『一本刀土俵入 二幕五場』 青空文庫
「そして、神助により、チロオヌを戦場で打ちのめすでしょう。
— ELIZABETH AND ESSEX 『エリザベスとエセックス』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
to deal a devastating blow (from which one cannot recover)
作例 · 標準
例句