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嗜み

たしなみ
名詞
1
標準
taste (in goods, etc.)
文例 · 用例
女の嗜みになる遊芸の道も仕込まれた。
岡本かの子 富士 青空文庫
南アメリカの一部では土人のみか白人までも病的に土を嗜み、子供などは夜中に壁の泥や漆喰を剥がして食うから、それを制するため仮面を着せて寝かせるそうである。
寺田寅彦 話の種 青空文庫
それがわずかに「わが青海流は都会人の嗜みにする泳ぎだ。
岡本かの子 渾沌未分 青空文庫
いつでもちゃんとした礼装をして、頭髪を綺麗に分けて、顔を剃り立てて、どこの国の一流のレストランのボーイにもひけを取らないだけの身嗜みをしていた。
寺田寅彦 雑記(2) 青空文庫
嗜みが奇麗で、喬は女にそう言った。
梶井基次郎 ある心の風景 青空文庫
そこへ金と言い、お茶の湯と言い、全然|嗜みのない本来無一物が、偶然中の偶然とも言うべき機会から、何も知らずに参室したのだから、一代の光栄どころでない。
夢野久作 お茶の湯満腹談 青空文庫
…… お聞き、島へ着くと、元船を乘棄てて、魔國とこゝを覺悟して、死裝束に、髮を撫着け、衣類を着換へ、羽織を着て、紐を結んで、てん/″\が一腰づゝ嗜みの脇差をさして上陸つたけれど、飢渇ゑた上、毒に當つて、足腰も立たないものを何うしませう?
泉鏡太郎 印度更紗 青空文庫
『君は、屹度お洒落の若い衆のように身綺麗にし過ぎていたので、青い帽子迄が、女を誑すための嗜みのように思われたのですね。
―― Ibi omnis effusus labor ! ―― 浪漫趣味者として 青空文庫
作例 · 標準
「お酒は嗜む程度です」と彼は謙遜して言ったが、実は自宅に本格的なワインセラーがある。
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甘いものへの嗜みがある彼女は、週末になると新作スイーツを求めて遠方のカフェまで通う。
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渓流釣りの嗜みを持つ父は、解禁日になると早朝から目を輝かせて川へ出かけていく。
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2
標準
manners
作例 · 標準
パーティーでの食事マナーを心得ておくことは、大人の社会人としての最低限の嗜みだ。
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親しき仲にも礼儀ありと言うように、相手を敬う気持ちを忘れないのが親友としての嗜みだ。
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彼は言葉遣いが非常に洗練されており、育ちの良さと知的な嗜みが端々に感じられる。
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3
標準
modesty
作例 · 標準
彼女の控えめな振る舞いには、華やかさの中にも凛とした嗜みが感じられ、皆が憧れている。
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自分の苦労を人前でひけらかさないのは、忍耐を美徳とする武士道的な嗜みの一つだ。
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感情に任せて怒鳴るのではなく、常に穏やかに論理的に話すのが、その家の教育的な嗜みだ。
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4
標準
knowledge, experience (of the arts, etc.)
作例 · 標準
ピアノの嗜みがある彼は、友人の結婚披露宴で見事なジャズ演奏を披露して喝采を浴びた。
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祖母から茶道の嗜みを厳しく教わったおかげで、背筋を伸ばして座る習慣が身についた。
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彼は学生時代に柔道の嗜みがあったらしく、がっしりとした体格で礼儀も非常に正しい。
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5
標準
taking care of one's personal appearance
作例 · 標準
外出前に鏡の前でネクタイの曲がりを念入りに直すのは、紳士としての当然の嗜みだ。
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彼女は毎朝、スキンケアを丁寧に行い、女性としての嗜みをいつまでも大切にしている。
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香水をほんのわずか、すれ違いざまに香る程度にまとうのは、洗練された大人の嗜みだ。
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