巻き煙草
まきたばこ
名詞
標準
文例 · 用例
結局は紙巻き煙草を二箱買わされることになった。
— 寺田寅彦 『旅日記から(明治四十二年)』 青空文庫
吸っていた巻き煙草の吸いがらを檻の前に捨てたら、そこにしゃがんで見物していた土地の人らしいじいさんが、そのまだ火のついているままの吸いがらをいきなり檻の中へ投げ込んだ。
— 寺田寅彦 『あひると猿』 青空文庫
そしていきなり大きな葉巻き煙草を出して自分にも吸いつけ私にもすすめた。
— 寺田寅彦 『二十四年前』 青空文庫
たとえばつい近ごろアメリカで、巻き煙草の吸いがらから火事の卵のできる比率条件について実験的研究を行なった結果の報告が発表されていた。
— 寺田寅彦 『函館の大火について』 青空文庫
地上で人体には感じない程度の風でも巻き煙草に点火したのを頭上にかざしてみれば流向がわかる、その程度の風にとんぼは敏感に反応して常に頭を風に面するような態度を取るのである。
— 寺田寅彦 『三斜晶系』 青空文庫
」とホームズは答え、紙巻き煙草に火をつけ、肘掛椅子に腰を下ろした。
— A SCANDAL IN BOHEMIA 『ボヘミアの醜聞』 青空文庫
」とホームズは紙巻き煙草を暖炉にくべる。
— A CASE OF IDENTITY 『同一事件』 青空文庫
」紙巻き煙草の煙を吸い込む友のさまは、鎮静作用がありがたいとでも言うかのようだ。
— THE FINAL PROBLEM 『最後の事件』 青空文庫